もっと女子にスポーツサイクルに乗ってもらいたいという思いの爆発。ロードバイク女子、スポーツサイクル女子に向けた情報発信。

★女子とロードバイク★

もっと女子にスポーツサイクルに乗ってもらいたいという思いの爆発

いかにして妻にロードバイク購入を迫るべきか

 

実は僕は妻のロードバイク購入に成功した。

 

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妻に対しこれまでにイロイロなアプローチでロードバイクの素晴らしさをプレゼンし、紆余曲折を経てようやく、実にようやくこのスタート地点に辿り着くことができた。

 

 

経験者の方はわかると思うけれど、女性にロードバイク購入を勧めると、最初は割と感触は悪くないはずだ。だって前にも言った様に、そもそも女子と自転車の関係は悪いものでは無いから。

 

ただ、女子にとっての自転車の概念は基本的にママチャリであり、そういう意味で何よりも「価格的に理解できない」、という巨大な壁が立ち塞がるのである。

 

だから僕たちは、「女子と自転車の悪く無い関係」という部分を使いつつも、一方でロードバイクは「これまでの自転車」とは全くの別モノ、という新しい概念を擦り込んでいく必要がある。


ただし、あまりに完全に別モノ意識が強くなりすぎると、折角の「悪く無い関係」というアドバンテージがなくなってしまうので注意しなければならない。

 

そこで僕の失敗体験を交えつつ、妻にロードバイクを買わせる方法を紹介しよう。

 


まず僕が考えたのは、ロードバイクの素晴らしさを如何にして伝えるか、という部分である。
イロイロな種類があり、デザインがあり、ついつい外観に目がいってしまうロードバイクだけれど、ロードバイクがもたらす価値の本質は、「サイクリングを通して得られる幸福感」にあるはずだと思っている。

 

ロードバイクのデザインが気に入らなくても、「ロードバイクがもたらす素敵な体験」を感じてもらえればきっとロードバイクの事が好きになるはず。

 

そこで僕が企んだのは、兎にも角にもまずロードバイクに乗ってもらう事であった。

 

合わせて大部分の女子は旅行が好き、という統計にも着目。旅行先でロードバイクをレンタルし、海岸沿いを気持ちよく走る、という機会を設定したのだった。


僕の目論見は見事にあたり、彼女はその素敵なシーン設定に理解を示してくれた。僕はニンマリとしながら実際に彼女とロードバイク旅行に行く事に成功したのである。

 

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場所は淡路島である。


淡路島には通称「アワイチ」と呼ばれる島一周イベントがあり、自転車乗りにはすごく有名なスポットである。ロードバイカー達が多いので交通もそこそこロードバイクに優しいし、島にはロードバイクをレンタルしてくれる素敵なお店もある。


当日は天気にも恵まれ、淡路島の海はキレイだし、最高のコンディションになった。

 

ところが、実際はというとそうでもなかった。
というか、むしろ大失敗に終わってしまってのだ。

 

彼女にとって、ロードバイクに乗るのは初めてだった。だからだと思うが、ショップで合わせてもらった最適なはずのポジショニングも、彼女にとっては辛かったのだろう。走り始めてしばらくすると、やれ腰が痛い、お尻が痛い、肩が痛い、という不平が始まった。

 

乗り始めてまだほんの数十分である。


僕も淡路島を楽しみにしていたので、すぐ慣れる、とか言って休憩を挟みながら先へと漕ぎ出して言った。

 

その決断がいけなかった。

 

彼女のお尻の痛みは時間を追うにつれて大きくなる一方で、遂にはもう耐えきれない、という羽目になってしまったのだ。


淡路島の自転車ステーションは島の東側。それに対し僕らはすでに島の西側まで来てしまっている。そこから最短距離で戻るには、島を横断するしかなく、その為には島の中間の山を越えるしかない。

 

僕は迷った末、山越えを決断。
彼女とゆっくり山へと漕ぎ出した。


そして、彼女は泣き出した。

 

本当に辛かったのだろう。
彼女は泣きながら自転車を引きずり、僕は僕で必死に彼女の機嫌を取ろうとしながら自分の自転車を押し押し、少しづつ進んで行くしかなかった。そしていつしか日も暮れ、下に差し掛かる頃にはかなり暗くなって来ていた。


下りの坂は当然に急で、更には車もたまにすごいスピードで追い越して行く。下手をしたら大怪我をしてしまいかねない。僕は兎に角スピードが出過ぎないように気をつけながら、安全に注意を払い、最終的には真っ暗の中、なんとか無事に宿にまでたどり着く事ができたのだった。

 

しっかりブレーキのメンテをしておいてくれたバイシクルハブに感謝しつつ、今回のロードバイク・プレゼンテーションが完全に失敗に終わったのを知った。

 

結果彼女の中で、「ロードバイク=ケツ痛い」という魔の方程式が確立してしまい、そこから彼女にロードバイクに乗せるまでに、結局丸二年の歳月がかかってしまったのだった。

 

教訓:

入口として「良い体験」は正解。
ただし女子をロードバイクに乗せるのは、少しづつ。焦ってはならない。

 

お世話になった「淡路島バイシクル・ハブ」

http://awajibicycle.com